2008年12月10日水曜日

1965 FORD MUSTANG FASTBACK (フォード・マスタング・ファストバック)

スペシャリティカーというジャンルを開拓し、その後カマロなど多くのライバル車を産み出すきっかけとなったフォード・マスタング。

既存車種のコンポーネンツを巧みに流用しながらも、スタイリッシュかつ4人乗員の2ドアクーペ&コンバーチブルという車種構成、必要以上の動力性能、ロープライスな価格設定という魅力に発売直後から多くのファンを掴みました。

4月に発売が開始されたマスタングは、1ヶ月後の5月末にはアメリカ最大のレース・インディ500のペースカーに選ばれるという栄誉を受け、その後も半年で12万台ものセールスを記録、社会現象的な大ヒットとなりました。

'64年式はクーペとコンバーチブルの2種類のボディ構成でしたが、翌'65年にはきれいなルーフラインを持つファストバック・モデルを追加。
'66年はラインナップに変更はないものの、内外装にクロームパーツが追加されるなどの小変更を受け、高級感がたかめられています。

ファストバック・モデルはボディ剛性・空力性能にも優れ、SCCAをはじめとするレースシーンで活躍したシェルビー・GT350は、6台の例外を除いたほとんどのベース車両をファストバックで仕上げていました。

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