2008年12月22日月曜日

1955 FORD THUNDERBIRD (フォード・サンダーバード)

'50年代前半にフォードはイメージ戦略の一環として、2シータースポーツカーの開発を急ピッチで行っていました。
しかし、'53年1月、ほぼ同じコンセプトを持つシボレー・コルベットのプロトタイプが先に発表・発売されてしまいます。

そこでフォードは販売上のライバルとなるコルベットを強く意識した開発途中の2シーターカーを「サンダーバード」と名付けて'54年に発表しました。

サンダーバードはコルベットよりも豪華な内外装を持ち、コルベットではオプションでしか用意されなかったV8エンジンを全車に標準装備し、豪華なパーソナルカーとして高い評価を受けました。

'55年式コルベットが生産台数700台だったのに対し、サンダーバードは16155台もの販売台数を記録。
アメリカにおける2シータースポーツというジャンルを確立しました。

なお、'55年~'57年式はその小柄なボディから「ベビーサンダー」という愛称で呼ばれています。

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