2008年12月26日金曜日

TA/FC(トップアルコールファニーカー)

V型8気筒/9258cc迄のスーパーチャジャー付エンジンを(アルコール燃料を用い3500馬力以上を発揮します。)フルパイプフレーム式シャシに搭載したBERC最高峰のカテゴリー
FRでホイルベースも短いため、ドライバーのテクニックが明確に現れるカテゴリーです。

2008年12月23日火曜日

TF(トップフェールドラッグスター)

直進安定性を最大限に憂慮した全長9メートルのマシンは「ナイトロメタン」を燃料に8200ccV8スーパーチャージャー付きエンジンは、レシプロエンジンの限界といえる6,000ps越のポテンシャルを持ち、最速500km/hオーバーする地上最速のマシンといえる性能を誇る。その特異なフォルムとオープンエキゾーストから放たれる炎そして爆音とともに走りゆく加速は戦闘機の空母発鑑をも凌ぐ異次元の世界を目に焼き付けることでしょう。

2008年12月22日月曜日

1955 FORD THUNDERBIRD (フォード・サンダーバード)

'50年代前半にフォードはイメージ戦略の一環として、2シータースポーツカーの開発を急ピッチで行っていました。
しかし、'53年1月、ほぼ同じコンセプトを持つシボレー・コルベットのプロトタイプが先に発表・発売されてしまいます。

そこでフォードは販売上のライバルとなるコルベットを強く意識した開発途中の2シーターカーを「サンダーバード」と名付けて'54年に発表しました。

サンダーバードはコルベットよりも豪華な内外装を持ち、コルベットではオプションでしか用意されなかったV8エンジンを全車に標準装備し、豪華なパーソナルカーとして高い評価を受けました。

'55年式コルベットが生産台数700台だったのに対し、サンダーバードは16155台もの販売台数を記録。
アメリカにおける2シータースポーツというジャンルを確立しました。

なお、'55年~'57年式はその小柄なボディから「ベビーサンダー」という愛称で呼ばれています。

2008年12月20日土曜日

1962 FORD THUNDERBIRD (フォード・サンダーバード)

固定式の屋根を持たないスポーツロードスターとして、'55年に登場したサンダーバードは'53年にシボレーから発表されたスポーツカー、コルベットのライバル車として発表されました。

2シータ・オープンカーとして3年間生産されたのち、'58年には早くも新型ボディへとフルモデルチェンジ。
2+2シートを持つ大型シャシーのクーペ&コンバーチブルへと生まれ変わり、さらに2年後の'61年には第3世代へとバトンタッチします。 

外観上の特徴は、なんといってもジェットエンジンの排気口をイメージした丸形テールランプ。
ファルコン、フェアレーン、ギャラクシーなど'60年代前半のフォード車に共通するデザインですが、サンダーバードは小ぶりながらも存在感をアピールするテールフィンとのマッチングも美しく、「ロケットサンダー」の愛称を生むきっかけとなりました。

2008年12月18日木曜日

1966 CHEVROLET IMPALA (シボレー・インパラ)

'59年の登場以来、シボレーのトップグレードとして君臨していたインパラ。
下にビスケイン、ベルエアを従え、'60年代前半までは事実上のフラッグシップとなっていました。

しかし'66年、前年モデルでインパラの上級オプションとして設定されたカプリスが上級グレードとして登場。
こうなるとインパラの存在価値が薄くなりそうですが、シボレーのフルサイズパッセンジャーカーとしてインパラのネームバリューが衰えなかったのは、フルサイズのトップスポーツモデルとしての役割があったから。

まず'65年モデルでSSがパッケージオプションではなく、独立グレードで登場。
翌'66年にも引き継がれ、同時に最強エンジンとうわさされていたオプションコードL72、427cu.in.のV8エンジンがラインナップに加わりました。

この作戦で'77年までインパラの販売台数がカプリスに負けることはなく、シボレーのフルサイズパッセンジャーカーといえばインパラというイメージが強烈に残りました。

2008年12月17日水曜日

1969 PONTIAC GTO THE JUDGE (ポンティアック・GTO・ザ・ジャッジ)

'60年代後半、ポンティアックはGMのインターミディエイト用プラットフォーム(Aボディ)をベースにいくつかの車両を生産しました。

まず最もオーソドックスな普及版として生産されたのがテンペスト。
スポーティラインとして位置付けられていたルマン。
そしてマッスルカー色の強いモデルとして投入されたのがGTOで、なかでも最高のスポーツパッケージがGTO"ザ・ジャッジ"です。

エンジンは366馬力を発揮するラムエアⅢ400cu.in.を標準搭載し、1/4マイルを14秒台中盤で駆け抜けました。 (写真はたぶん'70年式です。)

2008年12月15日月曜日

1966 CHEVROLET CHEVY Ⅱ NOVA SS (シボレー・シェビーⅡ・ノバ・SS)

'60年代のアメリカでは、欧州コンパクトカーの人気はアメリカンメーカーの脅威になりつつありました。

このシェアを奪おうと最初に誕生したのがフォード・ファルコン、そして後を追うように'62年に誕生したのがシェビーⅡでした。

ノバをトップグレードに設定し、エンジンラインナップは直4と直6だけでしたが、2/4ドアセダン、2/4ドアワゴン(ノバには2ドアワゴン設定無し)、2ドアコンバーチブルという豊富なボディスタイルを用意し、発売初年度で32万台を記録するヒット商品となりました。

'63年にはSSオプションが登場し、'64年からは全車でV8エンジンをオプションで選べるようになりました。

しかし、'64年のシェベル・マリブ登場にあわせて、シェビーⅡのボディバリエーションは徐々に少なくなり、'65年には2/4ドアセダン、4ドアワゴン、2ドアハードトップだけの設定になってしまいました。

2008年12月13日土曜日

1967 MERCURY COUGAR (マーキュリー・クーガー)

フォード・マスタングのメカニカルコンポーネンツを使って'67年から製作された、マーキュリーのスポーツスペシャルティー・コンパクトカー、マーキュリー・クーガー。

ホイールベースは111インチ(約2819mm)とマスタングより3インチ長く、特定のグレードを持たなかったマスタングに対してGT/XR-7という、それぞれスポーツ/スポーティーエレガンスというべきグレードが最初から用意されていたのが特徴でした。

基本的には4つのバケットシートを標準に持つ4シーターですが、ごく少数ながらフロントベンチシートを持つものもオプションとして存在していました。

2008年12月12日金曜日

1969 CHEVROLET CHEVELLE SS396 (シボレー・シェベルSS396)

'64年に登場したシボレー・シェベルは、当時のコンパクトカーであるシェビーⅡと、フルサイズのインパラ/ビスケインとの中間となるインターミディエイトカーとして誕生しました。

'64~'67年式までが第1世代で'68年からは早くもフルモデルチェンジが行われ、第2世代へと交代していきます。
'68年式と翌'69年式のスタイリングはシェベルの歴代ナンバーワンといわれていますが、両車はヘッドライトベゼルやグリル内のモール、バンパー形状などに若干の違いがあります。

車種構成は標準グレードがシェベル300、その上級版が300デラックス、最上級グレードがシェベル・マリブなどのラインナップ。

グレードによって用意されるボディ形状は異なり、マリブには4ドアのセダン・ハードトップ、2ドアのハードトップとコンバーチブル、4ドアワゴンの5種類が存在しました。

ホットモデルのSS396は'66年よりラインナップに追加され、2ドアクーペとコンバーチブルのボディに最高出力の違う3つの仕様の396cu.in.が用意されました。

2008年12月11日木曜日

1967 CHEVROLET CAMARO (シボレー・カマロ)

初代マスタングによって開拓された小型スポーティーカー市場(ポニーカーマーケット)は'60年代後半に向けて年々拡大が進みました。
GMとしてもマスタングの快進撃を見過ごすわけにはいかず、'67年にカマロを発売しました。

'67年式カマロは2ドアハードトップと2ドアコンバーチブルの2種で、ホイールベースは110インチ(約2794ミリ)。
標準エンジンは230cu.in.(140馬力)直列6気筒と327cu.in.(210馬力)V型8気筒の2種類。

ボディサイズ、エンジン排気量ともにライバルのマスタングよりも一回り大きく設計されたカマロは、初年度から確実にファンを獲得し、22万台を超えるセールスを記録しました。

オプションパッケージはRS(ラリースポーツ)の327cu.in.(275馬力)、350cu.in.や396cu.in.を搭載するSS350/SS396、386cu.in.や396cu.in.を搭載するインディ500ペースカー、302cu.in.(290馬力超)レーサーベースグレードのZ28などがあります。

2008年12月10日水曜日

1965 FORD MUSTANG FASTBACK (フォード・マスタング・ファストバック)

スペシャリティカーというジャンルを開拓し、その後カマロなど多くのライバル車を産み出すきっかけとなったフォード・マスタング。

既存車種のコンポーネンツを巧みに流用しながらも、スタイリッシュかつ4人乗員の2ドアクーペ&コンバーチブルという車種構成、必要以上の動力性能、ロープライスな価格設定という魅力に発売直後から多くのファンを掴みました。

4月に発売が開始されたマスタングは、1ヶ月後の5月末にはアメリカ最大のレース・インディ500のペースカーに選ばれるという栄誉を受け、その後も半年で12万台ものセールスを記録、社会現象的な大ヒットとなりました。

'64年式はクーペとコンバーチブルの2種類のボディ構成でしたが、翌'65年にはきれいなルーフラインを持つファストバック・モデルを追加。
'66年はラインナップに変更はないものの、内外装にクロームパーツが追加されるなどの小変更を受け、高級感がたかめられています。

ファストバック・モデルはボディ剛性・空力性能にも優れ、SCCAをはじめとするレースシーンで活躍したシェルビー・GT350は、6台の例外を除いたほとんどのベース車両をファストバックで仕上げていました。

2008年12月9日火曜日

1970 CHEVROLET C10 (シボレー・C10)

シボレー・C10といえば日本でも人気のオールドトラックですが、第2世代('67~'72年)のモデルは、本国アメリカでも人気急上昇中で、「パンプキン」のフォード・F100にも並ぶ人気を集めています。

当時のラインナップは基本的に、その後のシボレー・フルサイズトラックと一緒で、後輪駆動のCシリーズ、4輪駆動のKシリーズに大別できます。

ボディバリエーションは2ドアのシングルキャブのみの構成で、これにショートとロングに2種類の荷台が組み合わされています。

エンジンラインナップは直6の250cu.in.(4244cc)からV8の350cu.in.、同じくV8の400cu.in.など6種類から選べる設定になっていました。

2008年12月8日月曜日

1979 PONTIAC FIREBIRD TRANS AM (ポンティアック・ファイアーバード・トランザム)

カマロと共通のFボディ・プラットフォームをベースに生産されていたファイアーバード。 '79年式をはじめとする第2世代('70~'81年)は、デザインもパフォーマンスも、最も変動が大きかった世代でした。

どのアメ車に関しても言えることですが、この時期のアメリカは排ガス規制等により軒並み変更を強いられていました。 パフォーマンスに関しては'71年をピークに徐々にパワーダウン。 455cu.in.ビッグブロックは'76年をもって終了してします。

また、出力低下のため力強さを保てなくなったトランザムは、'79年を最後にトレードマークだったシェーカーフードと第2世代までのトランザムのオプションだったファイアーバードデカールもはずしてしまいます。

しかし、第2世代最終モデルの'81年、トランザムはインディ500のペースカーに選ばれ、それを記念するターボエンジン搭載のインディ・ペースカー・パッケージが登場します。

2008年12月3日水曜日

1970 PONTIAC FIREBIRD TRANS AM (ポンティアック・ファイアーバード・トランザム)

ポニーカー市場に向けてシェビーⅡノバをベースに新設計したプラットフォームに、「Fボディ」というコードネームが与えられ、シボレーだけでなく、兄弟社であるポンティアック社にも供給されました。 こうして誕生したのがファイアーバードです。

エンジンも直6・OHCなどポンティアック製のものを採用。 ファイアーバードのトップグレードであるトランザムが誕生したのは'69年からで、レーシーなストライプをまとい、4速MTのみのオプションパッケージとして登場しました。

エンジンで最も過激だったのは'70年式トランザムのオプションだった400cu.in.のラムエアⅣ。 2バレルキャブレターを装備し、370馬力を発揮しました。 翌'71年には歴代ポンティアック最大の455cu.in.(455&455HO)がラインナップに追加。 しかも335馬力の455HOはトランザムの標準エンジンに指定されていました。

2008年12月2日火曜日

1973 FORD MUSTANG MACH1 (フォード・マスタング・マッハ1)

'71年、マスタングはフルモデルチェンジを実施し、第3世代('71~'73年)へと突入します。
'71~'73年のボディバリエーションはトップグレードであるマッハ1、バイナルトップなど豪華仕様のグランデ、ファストバック、ハードトップクーペがラインナップ。 また、対レース用ホモロゲーションモデル、BOSS302とBOSS429は消滅し、代わりにBOSS351が'71年のみ生産されています。

エンジンも'71年に一新され、標準エンジンは直6の200cu.in.から250cu.in.へ。 V8は302cu.in.、351cu.in.、429cu.in.が生産され、ハイパフォーマンスなものとしては、BOSS351cu.in.、429cu.in.コブラジェット、429cu.in.スーパーコブラジェットが挙げられます。

しかし排ガス規制により429cu.in.は'71年を最後に消滅、そのほかのエンジンも大幅に出力ダウンしてしまいます。

2008年12月1日月曜日

1970 PLYMOUTH BARRACUDA AAR 'CUDA (プリマス・バラクーダ・AARクーダ)

往年のマッスルカーを代表するモデルの一つ、プリマス・バラクーダ・クーダ。
'70年代、プリマスのスポーツクーペ、バラクーダはスタイリングを一身すると同時に3グレードへと細分化されました。

標準モデルのバラクーダ、ラグジュアリーなグラン・クーペ、そしてスポーティなクーダ。 バラクーダは108インチのホイールベースを持つスポーツクーペで、標準エンジンは直6の225cu.in.、グランクーペがV8の318cu.in.、クーダは335馬力を発生する383cu.in.を搭載していました。